アメリカカンザイシロアリは寒さにも強い種類で日本全国に生息しています。

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日本でも外来種が増加?

日本のシロアリ被害は在来種であるヤマトシロアリとイエシロアリが99%を占めていますが、外来種であるアメリカカンザイシロアリの被害も年々増加しています。
外来種が増加している要因は一度繁殖すると完全な駆除が難しく、発見に遅れやすい特性があるからです。

 

 

アメリカカンザイシロアリとは

名称で分かる通り、アメリカ原産のシロアリです。
在来種は土の中に巣を作って床下を中心に家屋を侵食していきます。
アメリカカンザイシロアリは木の中に巣を作るため、輸入された家具や木材の中に紛れ込んで日本にきました。
一つの巣は数百~数千匹程度しかいません。多いときには100万匹の大所帯を作るイエシロアリに比べても大幅に少なく、短期間で甚大な被害をもたらすことはありません。
しかし、やっかいなのは、ひとつの家の中に複数の巣を作る習性を持っていることです。
通常のシロアリは一つの家に原則巣は一つで、羽アリになって新しい場所で巣を作ります。
アメリカカンザイシロアリも羽アリがペアになって新しい巣を作る生態は共通していますが、既存の巣のすぐ近くで新しい巣を作ってしまうことがあります。
アメリカでは、長年放置した結果、家が倒壊してしまうリスクもあります。

 

 

駆除が難しい

被害の進行速度も遅く、シロアリの発生に気付くのが遅れるケースも多く、発見時はすでに複数の巣を作っている場合もあります。
ひとつの巣の規模は小さいので駆除するのは簡単ですが、全ての巣を発見して駆除するのが難しいです。
業者を呼んで駆除してもらったハズでも、実は小さい巣が別の場所にできていて、時間が経つと再び発生してしまうこともあります。
また、狭い地域で新しい巣を作る特性から、同じマンションの違う部屋で繁殖しているケースもあります。
シロアリに気付いて自分の部屋を完璧に駆除しても、他の部屋に残っていれば、再び羽アリが飛んできて新しい巣を作るリスクも残されてしまいます。
初期に駆除すれば問題ないですが、巣が複数に拡大しているとプロの業者を呼んでもイタチゴッコになってしまい完璧な駆除や予防をするのが難しいです。

 

 

 

 

日本で増加している要因

輸入した椅子のイメージ画像

ひとつは通販の普及で輸入家具の需要が増えたことです。
もうひとつは日本国内における繁殖です。
寒さにも強い種類で日本全国に生息しています。
従来はシロアリ被害とは無縁だったマンションの2階以上の住宅でも被害を受けるリスクがあり、そこから他の部屋に新しい巣を作っていくケースもあります。
住宅が密集している東京に輸入家具の需要が集中していることも大きく影響しています。
日本に来て被害が増え始めてから日も浅く、国内に専門家が少なく、適切な駆除、対策方法が確立されていないのも増加している要因です。