孵化したシロアリは職蟻に栄養をもらって脱皮を繰り返して成長していきます。

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羽アリと兵アリの違い

シロアリは見た目が黒アリに似ているため、「アリ」という名称がついていますが、アリとは生態系が異なりゴキブリの1種になります。
産まれた時から手足のあるアリの形になっていて、脱皮を繰り返して成虫になっていきます。(通常のアリは産まれた時はウジ)
孵化したシロアリは、自分で歩くこともできますが、餌を取るなど活動はできません。
そのため、巣の中には幼虫を世話する職蟻がいて、そこから栄養をもらって成長していきます。
シロアリの巣には女王アリをトップにした社会ができています。

 

 

シロアリの職業(役割分担)

 

身分の差のイメージ画像

女王アリ
卵を産み続ける

 

王アリ
女王アリとペアになって交尾を続けるアリ

 

職蟻(働き蟻)
巣の外に出向いて餌を取ったり幼虫を世話するアリ
シロアリのほとんどが職蟻になります。

 

兵蟻
外的から守るために巣の中で待機していて、いざという時には戦う蟻です。
自分でエサを取ることはなく、普段は職蟻に世話をしてもらっています。
戦うだけではなく、自らの命を犠牲にして巣穴を塞ぐ盾の役割を担って時間稼ぎをすることもあります。

 


女王蟻から産まれた卵。卵の世話も職蟻が行います。

 

幼虫
シロアリは産まれた時はみんな同じです。幼虫のときに女王アリからフェロモンをもらうなどして職蟻以外の職業に発展していきます。
普段は職蟻に栄養をもらって脱皮を繰り返して成長していきます。

 

副生殖虫
女王や王が死んだ時に新しく女王や王になるべく待機をしているアリ
普段は卵は産みませんが、巣の中では実質オス・メスそれぞれでナンバー2のポジションです。

 

ニンス
羽アリになる前のアリ

 

羽アリ
巣の外に飛び立っていく羽が生えて自分で空を飛べるアリ
外で男女の羽アリがペアになって新しい女王アリ、王となり巣を作っていきます。

 

シロアリの脅威の繫殖力についてはこちら

羽アリと兵アリの違い

 

シロアリのほとんどは職蟻になります。
兵アリは巣の中で約2~3%と比率が決まっていて、必要に応じて幼虫の一定数が兵アリになっていきます。
羽アリは新しい女王アリ・王アリの候補でもあります。
春から夏にかけて、シロアリは繁殖ペースが早まり、巣のキャパに収まらなくなるため、女王アリがフェロモンを使って羽アリを作って巣の外に出していきます。

 

 

シロアリは臨機応変な適用力がある

 

シロアリの基本生態は女王アリのフェロモンで職業が決まっていきますが、女王アリがいなくなった時や巣の中の環境の変化によって独自に発展を遂げるケースもあります。
職アリから羽アリになるケースもありますし、副生殖虫は女王や王が死んだら自然と役割を引き継いで新しい卵を産んでいきます。
柔軟な対応をできることから、長い歴史の中で生き残ることができて、人間が必死で駆除を繰り返しても撲滅することもなく数を増やし続けているのです。